STAX SRS-005A(SR-003 + SRM-252A)のレビュー

Category: イヤホンレビュー  01/07 /2013 (Mon)

オーディオユニオン新宿店にて25,800円で購入。
生産終了によるB級品です。
主な特徴
・生産終了。
・現行機種は「SRS-005SMK2(SR-003MK2+SRM-252S)」。前の機種が「SRS-005S(SR-003 + SRM-252S)」なので2世代前の機種です。
・据置専用アンプ+専用端子のイヤホンの組み合わせ。

STAXの静電型ヘッドホン(イヤースピーカー)について
・静電型は、静電気を利用し極薄の振動板を動かすシステム。
・「ダイナミック型」「バランスド・アーマチュア型」とは駆動方式自体が違う。
・このため、一般的なヘッドホンアンプやステレオミニ(標準)ジャックも接続・利用できず、ドライバーユニット(専用アンプ)が必要となる。
・ポータブル用の「SRS-002(前機種はS-001MK2)」を除けば、専用の5ピンで統一されている。
・専用アンプが1つあれば、他のイヤースピーカーにも流用出来る。
・もちろん専用アンプにもランクがあり、今回のレビュー機種は、その中でも最下位の機種となる。
・湿気に弱いので、お風呂あがり直後に使用するのは危険。

レビューの前提条件
・今回のレビューは「据置アンプ + 専用イヤホン」のため、レビューに利用した機器を記します。
・再生機器は「iPod classic(160GB・現行機種)」で音源はApple Lossless。これは通常通り。
・アンプへの接続はラインアウト接続。
・ポータブルヘッドホンアンプのレビュー時に、iPodのラインアウトを利用するのと同様、据置アンプもラインアウト接続とした。
・コネクタはあきばぉーで販売している「Dock オーディオ出力コネクター」、ケーブルは「AT-DV61A/3.0」をそれぞれ利用する。
・「イヤホンレビュー」のカテゴリに分別。

イヤホン側の特徴
・色は「ブラック」のみ。
・ケーブルの色は黒色。長さは1.5mで、6芯のフラットケーブル。Y字型コード。プラグはSTAX専用の5ピンプラグ。
・ケーブルのクセは非常に付きにくく、非常に柔らかいケーブル。タッチノイズは少しあるが、外では使えないので問題ない。
・イヤーチップはシリコン型で大小の2種類。
・装着感は悪い。チップが薄く大きいため、耳穴が小さい人は辛い。
・装着方法は、通常通り耳から垂らす方法。
・イヤホンとヘッドバンドは一体になっているように見えるが、分離することが可能。簡単に外れる。
・ポーチは付属しない。
・本体のデザインは地味。外では使えないので、気にする必要は無いと思われる。
・音漏れは、開放型なので多い。音抜けの穴は背面全体。
・遮音性は、ほぼ無い。
・音量は「SRM-252A」の最大音量の4割程度で十分。
・音場の広さは普通。抜けが良い。

アンプ側の特徴
・据置アンプとしては小さめ。「HP-A3」と比較すると、厚みは少しだけ「SRM-252A」の方が厚い。縦横は1割程度大きい。
・入力はRCA、出力もRCA。いずれも1系統。
・電源はACアダプタ。
・ボリュームと電源スイッチは一緒になっているタイプ。

新品価格情報(レビュー掲載時点で)
・現在は生産終了。定価は40,950円であった。
・現行機種の定価は49,800円。
・通販価格では38,800円程度の店舗がある。

音質、音域のバランス(3段キノコ型イヤーチップ)
・音質はそこそこ。
・音域のバランスは弱ドンシャリ。
・高音域は伸びはかなりある。非常に綺麗な音を出す。
・中音域の位置は近い。極端な癖は無いが、響きがあっさりしている。また、他の音域に比べると、一段階音質が落ちる印象がある。
・低音域に関しては、STAXというと低音域は控えめの印象があるが、この機種に関しては量が一番多い。締まりも比較的良く、意外な印象を受けた。
・全体的には、綺麗な高音域、量が出る低音域、他より少し落ちる中音域というバランス。特に高音域の聞こえ方は印象的である。
・今回はラインアウトでケーブルを利用しているので、ケーブル次第で音は変わる点は考慮してください。
・ボーカルは女性の方が得意。男性は歌い手により向き不向きがある。
・サ行の痛さは、ほぼ感じない。

音質☆☆☆☆

音域のバランス
高音域☆☆☆☆★
中音域☆☆☆☆
低音域☆☆☆☆☆

オススメ度☆☆☆☆
・値段を考えれば、それなりの実力。しかしSTAXの実力はこんなものではない(←試聴済)。
・ACアダプタが必要など、完全なインドア用機種。
・音漏れは多く、遮音性も低い。しかし外で使えないので極端な問題にはならない。
・低音域が多いのは個人的には意外な結果。と言っても圧力はないので、ドカドカな低音では無い。
・STAXのイヤホンにおける装着感の悪さは、どうにかならないものか。

スペック
・タイプ:エレクトロスタティック(静電型)、カナルタイプ・イン・ザ・イヤースピーカー、プッシュプル駆動方式
・周波数特性:20-1KHz±2dB、1KHz-20KHz±4dB
・静電容量:44pF with cable、17pF without cable
・インピーダンス:360KΩ/10KHz
・感度:111dB/100Vr.m.s. /1KHz
・最大音圧レベル:119dB
・標準バイアス電圧:580V
・フィッティング・ラバー:シリコンゴム製2種類(L、M)付属(工場出荷時はLサイズ)
・コード 6芯:平行/1.5m(Y字型、プラグは専用5ピン)
・重量・サイズ:12g(本体のみ・28mm 直径)
・動作周囲温度/湿度 0-35℃/90%以下・・但し結露しないこと
・入力、出力端子:RCA(端子は4つ・2セット。両方とも入力もしくは出力には出来ない)
・ヘッドホン用出力端子:専用5ピン方式(一般のヘッドホンは利用不可)
・電源:専用ACアダプタ
SRS-005A
メーカーサイトはこちら。
☆印の評価についてはこちらで説明します。


Comments (6) | Trackbacks (0) | TOP

Comment

しかしSTAXの実力はこんなものではないとありますが、同じドライバーの2050Aなどと比べるといかがでしょうか?

Posted at 06:55:02 2013/01/27 by ななし

Comment

ななし様
コメントありがとうございます。

SRS-2050Aの音は覚えていませんが、最近SR-404とSRM-252Aと組み合わせて聞きました。
やはりイヤホンタイプとは違い、透明感があり、非常にフラットです。

Posted at 22:57:06 2013/01/27 by H.A

Comment

イヤスピーカー003でも
ドライバーを上級機にすると、
全く違ったすばらしいサウンドになります。

Posted at 23:48:05 2013/02/06 by 003

Comment

003様
コメントありがとうございます。

普通に言えば、ヘッドホンアンプが変わるのですから、仰るとおりです。
ただ、私自身がその経験がありません。
ありがとうございます。

Posted at 20:46:53 2013/02/07 by H.A

Comment

このイヤホンと他の開放型ヘッドホンと比較すると、どの程度音場は違いますか?

Posted at 00:30:35 2013/03/12 by あのにます

Comment

あのにます様
コメントありがとうございます。

特段、SRS-005Aの組み合わせでは音場は広くなく、イヤホンの音場です。。
後ろから音が抜ける構造になっているだけです。

音場自体なら開放型ヘッドホンの方が良いでしょう。

Posted at 22:22:48 2013/03/12 by H.A

CommentForm


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

Trackback