audio-technica ATH-ANC7のレビュー

Category: NCヘッドホン・イヤホンレビュー  04/07 /2007 (Sat)

有楽町ビックカメラにて24,800円で購入。
最近この機種の音漏れについて検索される方が増えているので、音漏れについて追記しました。
主な特徴
・色は「ブラック」1色。
・イヤーカップが革張りのため、装着感が非常に良い。側圧や大きさも適当。夏場はつらそう。
・・コードは着脱可能。片だしL字型プラグで約160cm。
・折りたたみ機能はイヤーカップが90度回転するだけ。携帯性はやや悪い。
・付属のポーチは硬い素材が使われており、鞄に入れても問題ない。やや高級感がある。
・音漏れはややある。iPodなら最大音量の5.5割が音漏れの許容範囲内。
・遮音性はなかなか良い。
・音場感は普通。音の中心が少し上の方にある。
・ヘッドホン本体に「集音マイク」や「電池ボックス」など全ての機能を集められた点は評価できる。
・iPodならば最大音量の7割程度の音量で十分取れる。

音漏れについて
・まず言えることは、マイクの部分から確実に音漏れはしているということ。特に図書館で音楽を鳴らせば確実に周りに迷惑をかけます。
・以前に「マイク部分から音漏れがあるものの極端な量ではない。電車内で音量を上げたが、周りの人は気付かなかった。電車、航空機でもさほど心配要らない。」と記載したのは、あくまで電車や航空機では周りが騒音だらけであるから。
・自宅で試したが、静かな部屋の場合、iPodの最大音量の半分を超えると音漏れしているのが良く分かる。

以上のことから、静かな場所で使用する際は開放型ヘッドホンのような意識を持ったほう良いです。
この機種こそ「半開放型」と呼べそうな気がします。


ノイズキャンセリング(以下NC)機能について
・NC機能はONでもOFFでも音楽が流れる。
・NC前後で音域のバランスがやや変化する。音量はNC後は感度があがるため、少ない音量でもやや大きい音がでる。下で紹介。
・NC後のホワイトノイズは「サー」という音が何故か右耳から聞こえる。外で使用するにはほとんど気にならないが、静かな室内では気になる。音楽が流れればほとんど消えてしまう。
・NC性能は私の知っている機種の中で一番強い。圧迫感は少し感じる。

NC性能を確かめるため、地下鉄日比谷線、京浜急行線、航空機にて以下のことを確かめた。
・地下鉄ホームにおいてある空調の音で「ゴー」という騒音はかなり消えた。「サー」という音はかなり消えた。
・男性、女性の声(アナウンス含む)はやや遠くなったものの聞き取ることはできた。
・電車内の空調の音はほぼ消えた。
・電車が加速する際の「ウィーン」という音は完全にはキャンセルできなかった。
・ほぼ全音域がキャンセルできた。「電車内で使用すると、聞こえるのは人の声だけになる」といっても過言ではない。

NC機能総評
・NC性能は私の知っている機種の中で一番強い。圧迫感は少し感じる。
・ほぼ全音域がキャンセルできた。「電車内で使用すると、聞こえるのは人の声だけになる」といっても過言ではない。

音質・音域のバランス
・NC機能が付いている分、音質は値段には見合っていない。価格で言えば12,000円前後の音と感じる。

NC前の音域のバランスについて 
・低音域と高音域が強い。中音域はやや引っ込む。
・低音域が一番量が多い。少し厚みがあるが、基本的にはモコモコ鳴っている。

NC後の音域のバランスについて
・NC前が嘘のように篭りが無くなる。
・音域のバランスは高音域が強くなる。フラットとはいえないが好印象。
・低音域は、量は減るものの厚みがあり、NC前より好印象。

音質☆☆☆☆(☆☆☆★と迷いました)

NC前の音域のバランス
高音域☆☆☆☆
中音域☆☆☆
低音域☆☆☆☆☆

NC後の音域のバランス
高音域☆☆☆☆☆
中音域☆☆☆☆★
低音域☆☆☆☆★

オススメ度☆☆☆☆★
・装着感が良い。携帯性は悪いが、ポータブル機には良い。
・「電池ボックス」や「集音マイク」がヘッドホン本体に全て組み込まれている点は評価できる。
・人の声以外をほぼキャンセルできるNC機能はNCヘッドホンで一番。
・BOSEのNCヘッドホンを持っていないので断言できないが、販売されているNCヘッドホンの中で一番よいと思う。
・音漏れが弱点。音量の上げすぎには注意。

スペック
・型式:密閉ダイナミック型
・ドライバー:40mm
・再生周波数帯域:10~25,000Hz
・出力音圧レベル:109dB/mW (ノイズキャンセル使用時)
・インピーダンス:260Ω(ノイズキャンセル使用時)
・質量:約200g(電池、コードを含まず)
・電源単4形アルカリ乾電池1本
・電池寿命:約40時間
・付属品:着脱式ヘッドホンコード 1.6m×1、航空機用変換プラグアダプター×1、3.5→6.3mm変換アダプター×1
ATH-ANC7


メーカーサイトはこちら
☆印の評価についてはこちらで説明します。


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No title

度々(MDR-EX90SLに続いて)失礼いたします。

 地下鉄(ほぼ1日おき)、飛行機(年4,5回)で使用するNCヘッドフォン・イヤホンに興味があります。ATH-ANC7もしくはMDR-NC22を考えています。音質と価格(海外在住なのですが、当地では価格差が2000円弱しかありません)からはATH-ANC7を選択したいのですが、かさばるのでは・大げさではないかと踏ん切りがつきません。これは慣れる、また多少不便でも価値があるほど音質・NC性能に大きな差があるものですか?
 とても主観的な質問で申し訳ないのですが、H.A様のご意見を伺えると参考になると思います。尚、当方スーツを着る生活をしておりません。また、他にお薦めのNCヘッドフォン・イヤホンはございますでしょうか?

Posted at 12:41:13 2008/12/15 by Kuta

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No title

割り込んで質問してしまい申し訳ありません。

ATH-ANC7とSE530ではどちらが音漏れがしてしまいますか?

Posted at 20:10:11 2008/12/15 by

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No title

Kuta様
コメントありがとうございます。

「ATH-ANC7」と「MDR-NC22」が2千円差。日本では1万2千円差くらいあります。
性能差ですが、「ATH-ANC7」が「フィードバック方式(性能強)」、「MDR-NC22」が「フィードフォワード方式(性能弱)」のため、性能にはかなり差があります。
例えば新幹線では「MDR-NC22」ではあまり騒音を除去できませんが、「ATH-ANC7」はかなり騒音が弱くなります。

「ATH-ANC7」が安く購入できるなら、「ATH-ANC7」がよろしいかと思います。
大きさですが、イヤーカップは手のひらに乗るくらいの大きさです。

他の機種。
「ATH-ANC3」はイヤホンタイプとしては最高レベルのノイズキャンセリング能力があります。「ATH-ANC7」には勝てませんが。

単純にノイズキャンセリング機能が高いのは「RP-HC500」です。
日本では「ATH-ANC7」より安く、同じくらいのノイズキャンセリング能力があります。海外でどのくらいの価格か分かりませんが。

Posted at 21:39:19 2008/12/15 by H.A

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No title

名無し様(とお呼びいたします。)
コメントありがとうございます。

ご質問の音漏れですが、「ATH-ANC7」の方が、かなり多いです。

Posted at 21:45:15 2008/12/15 by H.A

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No title

お返事ありがとうございます。

 頂いたコメントで踏ん切りがつきましたので、当地ではまだ在庫があるMDR-EX90とあわせてATH-ANC7を発注しました。ありがとうございました。

Posted at 22:42:59 2008/12/15 by Kuta

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No title

Kuta様

早いですね。どちらも良い機種だと思います。

Posted at 00:03:49 2008/12/16 by H.A

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